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仕事を知る!

工事部 第1グループ 男性


 第1グループで、プラントなどの塗装工事の管理を行うのが主な仕事です。近頃は「工場萌え」とかいって、プラントの美しさを見て回る人がいるらしいですが、その見た目は私たちの仕事の成果でもあるんですよ。

 

 

 ご存知の通り、プラントというのは鉄骨や配管、煙突やダクトが複雑に入り組んでいるので、塗装作業でも足場が組めないケースが多いんです。ですから安全管理には人一倍気を使いますね。墜落を防ぐためにハーネスをきっちりつけて、ヘルメットもしっかりと。また、作業をする職人さんたちが道具を落とさないような対策も万全にしています。

 安全は何よりも大切ですから、作業の際には毎朝の朝礼で、安全確保の手順を職人さんを含めて全員でしっかりと確認して、書面にまとめるようにしています。単純な口頭での申し送りでは、忘れたり誤認したりすることがありますが、書面に残しておけばすぐ確認できますし、不具合があった際も、検証ができて再発防止の対策を取りやすいですからね。

 

 

 プラント新設の場合、塗装作業は建設作業と並行して行います。作った場所から塗装を進めていくという感じですね。ですから、塗装工事の管理だけでなく、他のセクションとも密にコミュニケーションをとるようにしています。新設工事は数年にわたって続くプロジェクトですから、意思疎通に問題があると仕事に支障をきたします。一緒に仕事にあたる仲間として、これは大事ですね。

 プラント建設は専門的な技能も必要になるので、また別の現場で顔を合わせることも多いですよ。自分がいろんな場所に行くだけでなく、人脈も各地に広がって行くのが醍醐味ですね。

 

 

 また、プラント工事の管理をする場合は状況がそれぞれ違っているので、塗装の前の下処理を大事にしています。サビを落とす作業や下処理をしっかりしないと、その後の塗装の剥がれなど耐久性を左右しますからね。ただ、やはりそこは予算や工期の問題もあるので、長くプラントを止められないなど、お客様のご都合もあります。ですから、その点はよく話し合いを重ねていくことが大切ですね。

 

 

 もともと、この会社に入る前は土木の仕事をしていたんです。塗装工事というのは、いわば畑違いの仕事ではあるんですが、建築・建設の仕事に興味を持ったこともありまして。

 

 

 実際に仕事を経験してみると、あれだけ大きなものを相手にしているように見えますが、実は非常に細かく、繊細な仕事なんですよ。

 塗る場所が入り組んでいることもあるので、作業はローラーや、特に細かい場所はハケを使って作業してもらいます。素材によっても塗料の食いつきや、必要な下処理、塗りの回数などが違うんで、材料選びも重要ですね。また、煙突のように熱が加わったり、または絶えず振動にみまわれたりする場所もあります。

 そういう厳しい環境の部分を施工する時は、特に気を使います。ほんのわずかな塗膜の厚みが、耐久性に影響を与えてしまうんですよ。奥が深いですね。

 

 

 自分が異業種から転じたこともあって、塗装工事について未経験でも大丈夫だと思います。さすがに高所作業は最初怖かったんですが、繰り返していくと安全対策もしっかりできているし、それへの信頼が増して、徐々に怖くなくなってきました。作業を重ねていくにつれ、やはり慣れというか、安全対策を信頼する余裕が出てくるんですよ。

 

 

 ここは様々な経験を持ってる人がいるし、むしろ無駄な経験はないと思います。まずはこの仕事に興味を持っているだけで十分だと思いますね。家族みたいな面倒見の良さがあるんで、この世界が初めてでも、ちゃんと丁寧に仕事を教えてくれます。色々な場所にも行けるし、今まで知らなかった世界がのぞけますよ。

 

 

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